DVD撮影レポート

ロールプレイで学ぶ!認知行動療法

 2016年の最初は「保健室で使える認知行動療法」の撮影でした!

 このDVDは、うつや社交不安症の生徒に対して、養護教諭が認知行動療法(CBT)のカウンセリング技法(ケースフォーミュレーションと認知再構成)を用いることにより、生徒に新たな気付き(新たな考え)の発見を促し、不安やうつの気持ちを軽減させることを目指して制作されました。

 

  今回の撮影では、『自分でできる認知行動療法』星和書店)の著者でもある、千葉大学大学院医学研究院 認知行動生理学 教授の清水栄司先生に解説・監修をお願いし、認知行動療法の概要を分かりやすく解説していただきました。

  そして午後からは実践編として、ケースフォーミュレーションと認知再構成までの流れを、シートを用いてロールプレイで実演!高校生のお二人に協力していただき、うつと社交不安症傾向の生徒が保健室に相談に来たら…というシチュエーションで撮影しました。

  「クラスの女子と会わないから、高校を辞めようと思った」と考える、うつ傾向の生徒の考えに対して、バランスの取れた考えを見つけるための手順や、養護教諭が別の考えを見つけるための手助けとなる声かけを実演を通して学んでいきます。特に、生徒の悩みや想いを『間違っている』『変えさせる』のではなく、『そうなんだ、それはつらいね』とまずは受け止めてあげ、『少し考えが偏ってしまっているだけで、それが不安やうつにつながっているのであれば、見直そうね』というふうに無理なく導いていく様子が印象的でした。

 


今知っておきたい膝のスポーツ傷害について

 2015年8月15日、運動器検診の実施で、注目を集めている「スポーツ傷害」のDVDを撮影しました!

指導・解説は、北千葉整形外科美浜クリニック スポーツ医学・関節外科センター センター長の土屋 敢先生。

 

 スポーツ傷害は、打撲や捻挫、骨折など外力によって発症するスポーツ外傷と、筋膜性腰痛、野球肘、シンスプリント、オスグッド病、疲労骨折など使い過ぎ(over use)によって発症するスポーツ障害の総称をさす言葉です。

今回のDVDでは、その中でも特に多い膝関節編の傷害について取り上げました。

 

 撮影では、スポーツ傷害の内訳から種目別の症例、10歳前後に最も注意すべき疾患、成長期の代表的な膝のスポーツ障害などなど、実技を交えて丁寧に収録。特に実技では膝にシンプルな解剖図を書くなど、より見ている方が理解しやすいように工夫をこらしての撮影となりました。

 講習会でも引っ張りだこの土屋先生だけあって、解説も実技もほぼ一発OK! DVDでは是非、土屋先生の鮮やかな解説にご注目ください。

 また、撮影の最後には、2006年~2008年に北京オリンピックサッカー男子日本代表チームドクターも務めた土屋先生のインタビューを収録。こちらも発売に併せて公開致します。完成が楽しみです!

 

 土屋先生、モデルとして活躍してくださった北千葉整形外科美浜クリニックのお二人、ありがとうございました!

 


キレイに巻ける包帯テクニック&固定法

 2015年3月18日、有明医療大学にて「包帯法」の撮影が行われました。

指導・解説は、同大学の保健医療学部柔道整復学科准教授・櫻井敬晋先生。

 

 今回は「保健室で素場くキレイに巻ける包帯テクニック&固定法」をテーマに、包帯を巻くコツや手・足の指の抜けない巻き方、添え木の作り方、三角巾の基本と応用、部位や症例ごとの包帯実演、応急処置に至るまで、養護教諭の皆さんの困った!をすべて解消するべく、たっぷりと撮影しました。

養護教諭の先生のご協力のもと、現場の先生方がより実践しやすいよう、工夫をこらした映像となっています。

 

 櫻井先生のあざやかな包帯テクニックと、分かりやすい解説は必見です!

 


保健学習シリーズ「いのち・性」について

11月23日に北海道札幌で、保健学習シリーズの最新作の撮影が行われました。

 

題材は「いのち・性」に関する小学校保健指導です。

実演は札幌市立屯田南小学校の養護教諭 築地優子先生、監修は北翔大学の今野洋子先生。

 

築地先生による、子どもたちの感動必至の授業は必見です。

このDVDでは、一年生から六年生までの全学年におよぶ授業・取組方を学ぶことができます。


心肺蘇生法


 7月6日(日)、心肺蘇生法DVDの撮影に行ってきました。

このDVDでは、突然死を未然に防ぐために絶対に知っておいてほしい心肺蘇生法の理論から実技までを模擬授業形式で収録しています。

 

心肺蘇生法をどうやって教えるのか。

AEDの使い方や模擬授業などなど様々な内容についてお話いただきました!

 短時間で心肺蘇生法を学習できるのはもちろん、どのように授業を進めていけばいいかも理解できる内容になっています。あなたの的確な判断と行動次第で助かるいのちがあります。

授業内容の充実に、そして新しい授業作りに是非お役立てください!


養護教諭セミナー2014 in大阪

6月22日(日)に開催された「養護教諭セミナー2014in大阪」の模様を撮影しました。

今回は、子供たちの精神のケア、熱中症対応、保健室経営などなど、様々なテーマでお話しいただきました。

テーマ、演者、会場風景など、セミナーレポートのコーナーでご紹介いたしますので、お楽しみに!

 


北垣先生シリーズ「顔面の外傷と応急処置」

4月3日、北垣毅先生のフィジカルアセスメントシリーズDVDの撮影が行われました。

今回は、顔面部周辺(目・鼻・歯・喉)外傷の応急処置についてお話と実技をご紹介いただきました。

 

学校生活で転倒や強打などによる、顔面周辺の受傷は少なくありません。

顔面の外傷は視覚・聴覚・嗅覚などの感覚器の機能障害を起こすことも多く、顔面の変形や、傷痕が残る場合もあります。

怪我の場所や程度によっては、眼科や、形成外科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科などと一緒に受診するなど、対応が複雑になることもあります。症状や外見の程度が軽いからといって、そのまま放置することは、後に様々なトラブルの原因になります。

 

このDVDシリーズで、正しい知識と応急処置法を習得し迅速な対応ができる保健室づくりに活かしていただければ幸いです。


学校でできる姿勢指導

 3月20日、虎ノ門カイロプラクティック院 院長 碓田拓磨先生による姿勢指導の撮影がありました。

 

  子どもたちの姿勢を改善する上で、カギとなるのが「座り姿勢」の改善です。圧倒的に姿勢が悪くなる「座り姿勢」を改善すれば、おのずと立っている姿勢も改善されます。

そして「座り姿勢」を改善する上で必要になってくるのが、骨盤を立てて座る、『骨盤起立』を身に付けることにあります。

 

今回は、正しい姿勢とは何か、具体的な姿勢指導法をご紹介しています。


保健学習の達人~奈良県小学校編~

7月20日、関西女子短期大学 高田恵美子先生による監修で撮影がありました。

 

奈良県の小学校保健学習の達人による授業実践です。

今回は5年生を対象とした2テーマの授業のうち一コマの実践を学ぶことができる内容になります。

 

「喜多先生が伝える授業のコツ」「城本先生の発問の視点」は授業を行う養護教諭の皆さまにとって必ず役立つはずです。

さらに、高田先生の保健学習概論と模擬授業後のインタビューも盛り込みました。授業を率先して行っている養護教諭のコツ・考え方を学べるお話が盛りだくさんです。


北垣先生シリーズ「保健室における腹痛診察」

 6月6日、北垣毅先生のフィジカルアセスメントシリーズDVDの撮影がおこなわれました。

 

  今回のテーマは、内科編2となる「腹痛」。

 児童生徒の訴えの中でも診断が難しい「腹痛」がテーマでもあり、是非とも知っておきたい腹痛の基礎知識や緊急度の高い腹痛の特徴、基本的な診察方法などを撮影しました。

 

是非ご活用ください!

 


保健学習、授業の基礎とコツ

3月26日、大阪体育大学、岡崎勝博教授による監修で撮影がありました。

 

保健学習の実践事例の紹介がテーマになります。

DVD前半は理論編として、保健体育の授業経験が豊富な岡﨑先生の「授業づくりの考え方」を講義で学び、後半は実践編として中学校での飛び込み授業を想定した喫煙防止教育の模擬授業をほぼノーカットで収めました。

 

 模擬授業は教具を用いた授業展開と授業時における基本的な教師行動を軸に、テロップ解説を追記。

「禁煙指導」を実例として学ぶことができます。

 


フィジカルアセスメントに役立つ観察と検査~基本手技編~

 3月20日、女子栄養大学で撮影がありました。

 

 学校での救急対応や判断は、他の教職員や児童・生徒から養護教諭に最も期待されている職務です。

そして適切な問診・視診などフィジカルアセスメントを適切に行うために、養護教諭は常に新たな知識や技能を学んでおく必要があるといえます。

 

・さまざまな部位での脈拍の測り方は?

・SpO2の正しい使い方、数値の判断は?

・聴診器は身体のどこにどう当てて、何を、どう聞くべきなのか?

 

 養護教諭が児童・生徒の傷病にたいして適切な観察と検査、そして対応の判断ができなければ、その役割を果たせていないと言われてしまいます。

 このDVDでは養護教諭の養成と教育において実績豊富な女子栄養大学の遠藤伸子先生に監修していただき、養護教諭が知っておくべき身体各部位ごとの検査・観察手法の基礎と、そこからわかる所見・症状を丁寧に解説しています。