担当者によるセミナーレポート2016

2019年は東京、名古屋、福岡、仙台、大阪で全9回のセミナーを予定しております。

ここでは、参加できなかった皆様のために、セミナー担当者によるレポートをお届けします! 


2019年度のセミナー

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開催日
セミナータイトル
開催場所
6月23日(日)
養護教諭セミナー2019 in 福岡
福 岡
6月30日(日)
第11回 養護教諭の現場力向上セミナー
東 京
7月7日(日)
養護教諭セミナー2019 in 大阪
大 阪
7月13日(土)
養護教諭セミナー2019 in 仙台
宮 城
8月24日(土)
養護教諭セミナー2019 in 名古屋
愛 知
11月2日(土)
第11回 養護教諭の現場力向上セミナー
東 京
11月9日(土)
第二回 養護教諭セミナー2019 in 仙台(仮題)
宮 城
11月17日(日)
第二回 養護教諭セミナー2019 in 大阪(仮題)
大 阪
11月24日(日)
第二回 養護教諭セミナー2019 in 福岡(仮題)
福 岡


養護教諭セミナー2019 in 福岡

■日時:2019年6月23日(日)10:35~16:15 (開場10:00~)

■場所:福岡朝日ビル(〒812-0011 福岡市博多区博多駅前2-1-1)

 

 2019年6月23日(日)、今年最初の養護教諭向けセミナーが、福岡の福岡朝日ビルにて開催されました。

【第一講座】10:35~12:05

「保健室改造計画 ~子どもと向き合う時間を増やすための整理収納~」

■講師:加藤 真由美 先生

◎親・子の片づけマスターインストラクター(一般社団法人 親・子の片づけ教育研究所認定)
◎整理収納アドバイザー1級(NPO法人ハウスキーピング協会認定)
◎整理収納アドバイザー2級認定講師  (NPO法人ハウスキーピング協会認定)
◎整理収納教育士(同上)

 

 兵庫県内の小学校で23年間、養護教諭として勤める。体調を崩して自宅療養中に片づけの大切さに気付く。十校以上の保健室を片づける中で、保健室こそ整理収納が必要!を実感。
 現在は、親子の片づけを中心に活動中。雑誌「健」の2018年2月号・3月号に特集執筆。2019年6月号から「片づけのお悩み解決!保健室の整理収納」の連載開始。昨年、ギャラクシーブックスより「保健室の片づけ」を発刊。

○ブログ:「片付けなさい!と言わずに子育て 10年後も家族が心地いい整理収納」

 

 

  昨年2018年、豪雨被害の影響で会場へお越しいただく事が叶わなかった加藤先生ですが、満を持して福岡にてご講演いただくことができました。

 テーマである保健室改造について、実際に改善に携わられた保健室をモデルにお話しいただきました。当日の講演内容は大きく分けて ①整理収納の基本②保健室の片づけ7つのステップ③居心地のいい保健室に必要な3つの条件 の3項目。整理収納の初歩の初歩である「もったいないをやめる」「使うものを残す」といったポイントから、実際に保健室の片づけを行うための手順、より実践的なモデルとなった保健室の思わず感心してしまうビフォーアフターなど、整理収納に悩む養護教諭の皆さま必聴の講義になりました。

 加藤先生におかれましては、今年、8/24(土)名古屋、11/2(土)東京にて開催するセミナーにもご登壇いただく予定です。今回聞き逃してしまった方、興味を持たれている方は是非ご参加ください!

 


【第二講座】13:00~14:30

「『自殺予防教育』に取り組んで ~だれにでも、こころが苦しいときがあるから~」

■講師:シャルマ 直美 先生

 

◎福岡県臨床心理士会 専務理事

 

 福岡教育大学養護学校教員養成課程卒業後、北九州市立南丘小学校教諭、パタン・ミットラスクール(ネパール)教員、帰国後は北九州市立米町小学校、霧丘小学校にて講師として勤務する。
 その後、社会福祉法人北九州市手をつなぐ育成会職員を経て、平成12年よりスクールカウンセラー(小・中・高等学校、特別支援学校)、適応指導教室スーパーバイザー、心療内科心理士として勤務し、現在に至る。
 平成23年より北九州市教育委員。福岡県臨床心理士会専務理事。

 

 福岡県臨床心理士会に所属し、北九州市でスクールカウンセラーを務められているシャルマ先生。テーマでもある「自殺予防教育」について、詳細な統計資料を基に、具体的な子どもへの対応の仕方を、北九州市の取り組みをお話しくださいました。
 シャルマ先生がご準備、解説いただいた統計資料からは、全国の自殺者数を年代や性別、諸外国の死亡率、児童生徒の原因・動機等、様々な視点で傾向を伺うことができました。そして、その後の自殺のサインを出す生徒への対応「どんなに小さなことでも話を逸らすことなく傾聴する必要がある」という点は、非常に印象的なお話しだったと思います。
 講座内でシャルマ先生が仰られた「環境の変化により、子どもたちが問題解決や問題との付き合い方を学びにくくなっている現在、生々しい対人関係の中でレジリエンス(=ピンチをしのぐ力)を育むことが『自殺予防教育』に繋がる」という事は、養護教諭の皆さまだけでなく、社会全体に浸透させる必要のある考え方であると感じました。

 


【第三講座】14:45~16:15

「外傷・骨折対応の疑問にお答えします!~応急処置と病院のかかり方~」

■講師:宮本 俊之 先生

 

◎長崎大学病院 高度救命救急センター・外傷センター 准教授

 

1996年 鹿児島大学医学部卒業
1996年 長崎大学整形外科にて研修開始
2006年 アメリカ合衆国 University of Tennessee the Campbell clinic留学
2008年 アメリカ合衆国 Massachusetts General Hospital留学
2011年 長崎大学病院外傷センター
専門分野: 整形外傷外科、難治性骨折

資格(専門医)
・医学博士
・整形外科専門医
・日本体育協会公認スポーツドクター
・日本整形外科学会スポーツ専門医
・厚生労働省認定臨床研修指導医
・JATECプロバイダー
・日本骨折治療学会評議員

 

 第三講座では、長崎大学病院の高度救命救急センター・外傷センターにて日々臨床現場に携われている宮本先生より「外傷・骨折治療の最新の知識」「知識に基づいた応急処置」「医師への関わり方」を解説いただきました。
 今回の講座では、事前に受講者の皆さまからご質問・ご相談事項をいただきました。その成果もあり、宮本先生には、実際の学校や保健室で養護教諭の皆さまが困っていることをダイレクトに解説いただけたと思います。
 特にテーマにもある「骨折」については、骨折のパターンや特徴的な症状、それぞれの状況に応じた現場での対処方法を詳しくご説明いただきました。また、骨折や捻挫といった症状が疑われる際に行う「RICE処置」については、Specialist(=専門医)を加えた「RICES処置」が重要で、内出血があったり、痛みで歩くことができない場合などは、処置が終わった後に病院へ行って専門医に診てもらう必要があるそうです。
 生徒が怪我をしてしまった際、軽い怪我だと思っていても実際は骨折をしていたり、長引いてしまったり、後に残る怪我に繋がってしまうこともありますので、早い段階で専門医に診てもらうと良いかもしれません。 


《参加者の方の感想》

どの講義も大変有意義で、何度もうなずいてしまいました。間違って覚えていた事や、カウンセリングについてなど、専門知識を深めることができました。 明日以降、学校に持ち帰り、すぐにでも実践したいと思います。 自殺予防教育のシャルマ先生のお話は、自分自身が勇気づけられることもあって、レジリエンスの重要性や結果が出なくてもその過程を大切にすることにも目を向けていきたいと感じました。 医療情報は日進月歩、積極的に取得しなければと思いました。 応急処置については実際の事例が聞けて、とても勉強になりました。また、安心して対応できる言葉をかけていただいてほっとした面もあります。他のケースについても聞きたいと思います。 保健室改造計画が凄く参考になりました。実践する際にどこから手を付けてよいか、具体的なイメージを持つことができました。

 

【セミナー担当者より】

 

またこの他にも開催曜日・会場(スクリーン)などについて、
沢山のご意見を頂戴いたしました。

頂戴したご意見・ご感想につきましては、
今後のセミナー運営・開催スケジュールの参考にさせていただきます。

ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!
またのご参加をお待ちしております。

 


第11回 養護教諭の現場力向上セミナー

■日時:2019年6月30日(日)10:35~16:15 (開場10:00~)

■場所:連合会館 大会議室(〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11)

 

 2019年6月30日(日)「第11回 養護教諭の現場力向上セミナー」が、東京御茶ノ水にある連合会館にて開催されました。

【第一講座】10:30~12:00

「保健室で使える診断推論のコツのコツ ~緊急疾患の見分け方~」

■講師:鋪野 紀好 先生

 

◎千葉大学医学部附属病院 総合診療科 兼 総合医療教育研修センター 特任助教

 

 千葉大学大学院医学部博士課程修了後、千葉市立青葉病院を経て千葉大学医学部附属病院総合診療部に勤務。家庭医療後期研修プログラム責任者を務め現職に就く。


 「学校の事例から学ぶ フィジカルアセスメント ワークブック(北樹出版)」「50のCommon Diseaseから学ぶ診断推論 外来での思考プロセスとマネジメント(メディカル・サイエンス・インターナショナル)」など著作・執筆多数。


 その他、雑誌「健」でも1年以上にわたって連載、千葉県養護教諭会や全国国立高等専門学校の主催のセミナーなどでも講演を行っている。

 

 

  一昨年の仙台、昨年の東京と受講者の皆さまより大好評をいただいた、千葉大学医学部附属病院の鋪野先生に再びご登壇いただきました!
 今年のテーマは、雑誌「健」でも連載中の「緊急疾患の見分け方」。総スライド数85枚、資料枚数では15ページにも及ぶ、大ボリュームでお届けしました。
 今回お話しいただいた疾患は、咽頭痛、腹痛、頭痛、腰痛の4種類。それぞれの痛みの傾向から診る具体的な疾患名や、診断の仕方をご説明いただき、危険な疾患だと思われる場合は即病院に連れてきて欲しいという、医師の立場からの考え方を伺うことができました。
 講座内では、フィジカルアセスメントで88%が診断可能であるという具体的な診断への貢献度を伺うことができましたので、受講者の皆さまも保健室でもできるという自信を持つことができたのではないでしょうか。

 


【第二講座】13:00~14:30

「学校が保護者と協力関係を作るコツ ~キ-パ-ソンとなる養護教諭の働き方~」

■講師:橋本 和幸 先生

 

◎了徳寺大学教養部・メンタルサポートセンター 准教授

 

 2000年横浜国立大学教育学部卒業。2002年横浜国立大学大学院教育学研究科修了。教育学博士。地方自治体の教育相談センター相談員、公立小中学校のスクールカウンセラーを経て、現職。講義と共に、学生相談室相談員を担当する。
 東京大学非常勤講師や、放送大学でも心理学講座の教鞭をとられるなど、多方面で活躍。専門は、教育心理学、臨床心理学。(特にスクールカウンセリングや学生相談)


 著書に、「専門職のための臨床心理学基礎」(ムイスリ出版、単著)「わかってもらえた!と思われる面接技法」(ムイスリ出版、単著)「ライブラリこころの危機Q&A4 統合失調症-孤立を防ぎ、支援につなげるために-」(サイエンス社、共著)などがある。

 

 

 心理学を専門とする橋本先生の第二講座は、養護教諭は、担任や管理職とはまた違った立場から、保護者との接点、架け橋になることがあるというお話しからスタートしました。

 それを踏まえて、実際に保護者と”面接”をする時はどのように組み立て、進めていけばよいのか、具体的な話し方のポイントなどを交えて解説いただきました。

 ”面接”に必要な技能は大別すると、①面接の進め方 ②ペース合わせ ③明確化 ④ねぎらい が挙げられます。まずは相談者の話を傾聴し、非言語的なメッセージに目を向けながらペースを合わせます。そして話の中で曖昧な部分を明確化し、話しの具体性を深めていきます。最後に相談者をねぎらう(≠ほめる)ことで自尊感情を高め、介入につなげることができる、というのが橋本先生が普段相談を受ける際の一連の流れとのことです。

 話し方というのは、人から習うことの少ない技能になりますので、これまでと違った視点からの貴重なお話しを伺うことができました。

 


【第三講座】14:45~16:15

「養護教諭のための役立つ薬の知識 ~薬の基礎と児童生徒が服用している薬の注意点等~」

■講師:大室 弘美 先生

 

◎武蔵野大学 薬学部 元教授

 

 東京都臨床医学総合研究所主任研究員、コーネル大学医学部細胞生物学・解剖学研究室 visiting assistant professor、東京大学医学部薬理学教室助手を経て、厚生労働省及び出向先にて、治験相談(現対面助言)、新薬の承認審査及び信頼性保証業務に従事後、2018年3月まで武蔵野大学薬学部及び薬学研究所教授、同大大学院薬科学研究科薬科学専攻教授を務める。
 2018年4月より同大、北里大学薬学部及び東京薬科大学客員教授。

 

 専門分野:薬理学、医薬品情報学、医薬品開発学、レギュラトリーサイエンス、セルフケア(一般用医薬品等を用いたセルフメディケーション、機能性表示食品等によるセルフケア等)

 

 

 

 保健室で「医薬品」を取り扱うことはできませんが、生徒が自身で薬を持っていることは少なくありません。今回は生徒が服用することの多い薬の注意点について、基礎的な知識や、知識を得る方法と併せて、大室先生よりお話しいただきました。

 一般的な医薬品でも重篤な副作用が発現することも少なくなく、生徒が持参している薬を服用することで、体調を崩してしまうことがあります。その際にどういった薬で、どのような副作用が起きているのかを多少でも理解しておくことで、保健室での初期対応につなげることができるそうです。

 「医薬品」については、専門的な用語や知識が必要とされるため、自身で勉強をすることは中々難しい現状ではありますが、大室先生からご紹介いただいた情報ページは、内容についての信頼性も高く、わかりやすく拝見することができるものでした。

 日々情報が変化する「医薬品」について、少しでも皆さまの活動の一助になれればという大室先生のお気持ちが伝わってくる講座となりました。


《参加者の方の感想》

本当に充実した時間を過ごさせていただきました。鋪野先生の具体的なお話しは、早速仕事に生かさせていただきます。 90分が短く感じました。今必要としている問題の解答をいただいた気持ちです。今後も必ず聴講していきたいです。 薬の知識については、保健室常備薬や保健室のセルフメディケーションについてもお聞きしたいと思いました。 どの講座も大変勉強になりました。明日からの仕事に生かしていきたいと思います。 アセスメントや面談技法など、明日からすぐに使えるような学びとなりました。医薬品に関しては、普段知ることができないような詳しい部分まで知ることができて良かったです。機会があれば学校で使用する薬等についてまで伺いたいと思いました。 専門性の高い内容で、とてもためになりました。早速明日から活用させていただきたいと思います。レジュメ・スライドともにカラーで分かりやすかったです。ありがとうございました。

 

【セミナー担当者より】

 

またこの他にも沢山のご意見を頂戴いたしました。

頂戴したご意見・ご感想につきましては、
今後のセミナー運営の参考にさせていただきます。

ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!
またのご参加をお待ちしております。